狩人

今日の新聞記事に、大佛次郎賞「極夜行」作家の角幡 唯介さんの近況など掲載されていた。

極地のグリーンランドイヌイット民族の人に出会って、犬を連れ帰り北海道で狩人としての生活を願っているとのこと。

私も、就農を願って北海道生活を模索して長い身分とは言うものの性別の差にある諸々のことには否めず未だ日本人として又日本人らしい生活のことを考えている。

ノンバイナリーなる言葉を昨日覚えたばかりで、ノンワイナリーと読み間違えていたとても私的な話題になりがちなこの頃。

 

2021年の秋、犬のこと、山越えのことを馳せ思い遠軽町までドライブに出た道中のこと。旭川市博物館に立ち寄り、「北海道北方民族博物館所蔵イヌイット版画展」の作品を鑑賞することが出来ました。

この展示会は、戦後のイヌイットの画人による作品群で1970 鳥女Birdwoan (Eegyvudluk Ragee)から1993 雪の家を建てるBuilding  the Snowhouse (Kanang inak Pootoogook)までに亘るイヌイットの狩りの様子や人の生活、自然や動植物が描かれていました。

主な技法は、ストーンカットでしたがステンシル、リトグラフセリグラフ、木版、鉛筆画ととても広い世界が感じられた記憶があります。

丁度、道南ではウポポイ開園の事とTV・新聞から報じられていたことを思い出しました。

イヌイットの人が定かではない処から、このコロナ禍中生きる知恵を分けて貰ってまた考える機会を持てたことに感謝しています。

犬達の生態や習性の事は、謎と課題で。

人類に課された責任は今尚積み重なり、許されてこそ有る犬との共生と、

厳しい話ですが…

現実です。

 

北海道でも、鹿狩りを始めたんです。不自然な動きをすれば鹿に気取られ、逃げられる。森と調和できた時、森からの祝福として、鹿が死ぬ。近代的な自然保護の観点では説明できない。だけど自然の中で生きるって、そういうことなんじゃないかと思う。

                           記事から抜粋